毛穴の数は数百万個って本当?

「毛穴」というと、鏡の前で気になる小さな点々を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし実は、毛穴は想像をはるかに超える数が存在しています!
人の皮膚にある毛穴の数はどれくらい?

人間の皮膚には、なんと約500万個以上の毛穴があると言われています。この数字を聞くと「えっ、そんなに!?」と驚く人も多いはずです。
さらに、顔だけに注目してみると、およそ20万個もの毛穴が存在しています。
つまり、私たちの顔は目に見える以上に「毛だらけの構造」になっているのです!
毛穴の役割とは?

「毛穴=皮脂汚れがたまるところ」と思いがちですが、本来の役割はとても重要です。
- 体温調節: 汗を出して体温をコントロールする
- 皮脂の分泌: 肌を乾燥から守る
- 毛の成長口: 髪や体毛が生える通り道
このように毛穴は、体を守るために欠かせない存在なのです。
毛穴の数は生まれたときから決まっている⁉

実は、毛穴の数は赤ちゃんのときにすでに決まっています。
新しく毛穴が増えることはなく、一生を通じて「数は同じ」。
私たちは生まれた瞬間からすでに500万個以上の毛穴の持ち主というわけなのです。
子どもの頃は毛穴が小さいから見えていないだけ

赤ちゃんや子どもの肌って、つるんとしていて「毛穴ゼロ」に見えますよね。
でもそれは毛穴がないのではなく、皮膚が小さくて毛穴がぎゅっと縮んでいる状態だから。
成長して体が大きくなると、同じ数の毛穴が皮膚に広がるので、「なんだか毛穴が目立ってきた…」と感じるようになるのです。

- 成長による皮膚の面積拡大
- 思春期に皮脂分泌が活発になる
- 紫外線や乾燥による肌ダメージ
これらが重なると、同じ毛穴でも「存在感アップ」して見えるようになります。
手のひらや足の裏を除いてほぼ全身に毛がある…

実は、人間の体に毛がない部分はごく一部と言われています。
手のひら・足の裏・唇・爪・目の粘膜などを除けば、ほぼ全身に毛が生えているのです。
そのため、全身の毛穴はすべて毛(産毛を含む)が生える場所といえるので、数百万個あるのも納得できるでしょう。
まとめ:毛穴は「体の守り役」

毛穴は「隠したいもの」や「消したいもの」と思われがちですが、実際には体を守る大切な存在です。
- 全身で500万個以上!
- 顔だけで20万個以上!
- 皮膚のバリア機能や体温調整に貢献!
毛穴があるからこそ健康な皮膚が保たれている。―― そんな視点で見てみると、新しい発見があるかもしれませんね!
