人工的に作られた肉はすでに存在する
毛髪は分解されにくく数十年後にも残る
人間の髪の毛は非常に強靭で、自然環境下ではほとんど分解されることがありません。
実際、死後何十年経っても髪がそのまま残っていることがよくあります。
その理由は、髪の主成分である「ケラチン」というタンパク質が非常に頑丈で、微生物や酸でも簡単には分解されないからです。
毎日抜け落ちる髪の毛が、もしかしたら数十年後まで残っているかもしれないと考えると、少し不気味な感じがしますよね…
火星には“氷の海”が存在するかもしれない
最近の研究によって、火星の地下には「氷の海」として液体の水が存在する可能性が示唆されています。
地球でも、極限の環境で生息する生物がいることから、火星の地下水にも、そこに適応した微生物やシンプルな生命体が存在するかもしれません。
もし火星の地下水に生物が見つかれば、それは宇宙全体に生命が存在する可能性を強く示す発見になることでしょう。
これから進められる火星探査によって、宇宙における生命の存在意義や可能性に対する新たな見解が得られるかもしれません。
カラスは人の顔をしっかりと覚える
カラスは驚くほど賢く、なんと人間の顔をしっかりと覚える能力を持っています。
もしカラスに嫌われてしまうと、その顔を長期間記憶しており、数年後に再会した際にも覚えていて攻撃的な態度を取ることがあるのです。逆に、カラスに好かれれば、その人の顔を覚え、好意的に接してくれることもあります。
カラス同士は仲間に情報を伝えることもできるため、特定の人の情報がカラスの群れ全体に広まることも…
「トライポフォビア」小さな穴や模様の密集が不快な理由
小さな穴や模様が密集しているものを見ると、強い不快感や恐怖を感じる「トライポフォビア」という現象があります。
その原因は、自然界で毒を持つ生物や病原菌など、私たちにとって危険なものがこうした形状を持つことが多いため、無意識に危険を避けるように体が反応しているのではないかと言われています。
例えば、毒を持つカエルや独特な模様のある虫、さらには腐敗や感染の兆候となる病変も、似たようなパターンをしていることが多いのです。そのため本能的な防衛反応として不快感が生じるのかもしれません。
視覚的な刺激が直接、不安や不快感を引き起こすトライポフォビアは、人間の原始的な危険回避の本能と関係している可能性があるといえます。
アリは死んだ仲間を「埋葬」する
アリは仲間が死ぬと、その死体をすぐに巣の外へ運び出します。この「埋葬」とも言える行動は、「死の匂い」ともいわれる特定の化学物質を察知することで起こります。
アリの死体から発せられる匂いは、仲間に死を知らせる合図となり、衛生管理のために巣の外に運び出すよう促されのです。そしてアリたちは巣内の衛生を保ち、病気が広がらないよう集団生活の環境を整えています。
このようにアリの社会では個々の働きが調和し、緻密に連携した行動が行われているのです。
アメリカで最も多く使われている姓は「スミス」
「スミス」という姓は英語圏において、金属を加工する職人や鍛冶屋を意味します。
中世ヨーロッパでは、鉄を加工したり工具を製作したりする職人が重要な役割を担っていたため、こうした職業に由来して増えました。
そして、アメリカでは移民が多かった時代に、このような職業に従事していた家系が多く、その結果アメリカで最も多い姓となったようです。
その普及率の高さから、現代でも「スミスさん」と名前を聞くことは多く、まさに「アメリカで一番よく見かける名前」の一つとなっています。
人工的に作られた肉はすでに存在する
近年、試験管内で育てた「培養肉」が現実となり、既に一部の国では販売も始まっています。
動物を育てて屠殺(とさつ)〔動物を食肉用に処理〕することなく、細胞から直接肉を「育てる」時代が訪れたのです。
環境負荷や動物福祉の問題が大幅に改善される可能性がある一方で、私たちの食事がどれほどテクノロジーに依存することになるのかを考えると、少し不気味さも感じます。
未来の食卓に並ぶ肉が自然な牧場ではなく研究室で作られることが当たり前になるとすれば、食文化や食に対する価値観も大きく変わるかもしれません…