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【世界のゾッとする出来事『雑学』①】タイタニック号 最後の晩餐

【 世界のゾッとする出来事 】

世界の悲惨な出来事

タイタニック号 最後の晩餐

(タイタニック二等客用のダイニングルーム)

タイタニック号の一等客船は船上レストランでも最高峰といわれ、オイスターやキャビア、フォアグラにトリュフなど当時でも非常に高級な食材と、何十種類ものシャンパンやボルドーワインが積まれ提供されていたと言われています。


しかし、タイタニック号は1912年4月14日の夜を最後に歴史的な海難事故となってしまいます。このような大きい事故になった原因は複数あったと言われます。


【無線通信の混乱と船長の軽視】

タイタニック号の事故は夜間に発生したのですが、当時は通信設備が不十分であったこともあり無線通信員は警告メッセージを受け取ってはいたものの、その他の通信も多く出回り氷山を回避するための警告が適切に伝わらなかったと考えられています。


更に他の船舶からの警告もあったようなのですが船長は十分な注意を払わなかったとも言われます。

【氷山の衝突】

(タイタニック号と接触したと考えられる氷山)


船の航行中には氷山地帯を通過する可能性があるにもかかわらず、船の乗組員は警戒態勢を十分にとっていませんでした。夜間の見張りが不足しており、氷山が発見された時にはすでに対応が手遅れでした。

そして1912年4月14日夜11時40分ごろ、タイタニック号は北大西洋で大きい氷山に衝突します。巨大な豪華客船だっただけに沈没するなどの事態を想定していなかったが、氷山による損傷は致命的なものでした。船は船体の右舷側に大きな傷を負い海水を大量に取り込みます。

【船の安全対策、救命ボートの不足】


タイタニック号は、高級かつ快適であることが重視されましたが安全対策は不十分でした。十分な救命ボートも搭載しておらず、乗客と乗員を全員救助することができませんでした。


また、救命ボートの運用も効率的でなかったため多くの人が救助されませんでした。


そして、タイタニック号は現地時間の4月15日午前2時20分ごろに完全に沈没してしまいます。多くの人が寒冷な海に放り出され、氷水の中で凍死するか溺れました。


乗客と乗員2,224人のうち、約1,500人が亡くなり、残りの生存者は数少ない救命ボートに乗るか、浮遊物にしがみつくしかなかったそうです。

当時、最大級の豪華客船であったタイタニック号が沈没したということで、その壮絶な出来事が多くの人々に衝撃を与え、船舶の安全基準や運航手順の見直しにつながりました。


メアリー・セレスト号の失踪事件


『メアリー・セレスト号の失踪事件』は謎めいた海難事故の一つで、現在も未解決のままの事件となっています。

メアリー・セレスト号は、1872年11月7日にアメリカのニューヨークからイタリアのジェノヴァへ向けて出航しました。


船には工業用のアルコールを積み、船長のベンジャミン・ブリッグスの指揮のもと家族や乗組員を計10人乗せ航海していました。

(ベンジャミン・ブリッグス船長)


しかし、その後消息を絶ち、12月5日にアゾレス諸島サンタマリア島近く海上で船が発見されます。


船には大きな損傷や海賊に襲われた形跡も無いのに、船長や乗組員が忽然と姿を消した状態で船が漂流していました。


メアリー・セレスト号の不可解な点

【船は航行可能・荷物はそのまま】


メアリー・セレスト号が発見された際、船内はびしょびしょに濡れ若干の浸水はしていたものの、船は航行可能な状態で、異常なまでに整然としていました。


もしも海賊に襲われ船員たちが急いで船を放棄した場合、通常は荷物などで船内が乱れるはずですが、それらが見当たりませんでした。



更に船内にはお金になりそうな工業用のエタノールや船員たちの荷物、水や食料が6か月分そのまま残っていました。もちろん身代金の要求などもありませんでした。


【自然災害は考えづらい】

船に大きな損傷もなく運航可能な状態であったことから、失踪した時点での気象条件は比較的安定していたのではないかと考えられています。


通常、海難事故や船の失踪には嵐や悪天候が左右することが多い中、メアリー・セレスト号は安定した気象条件下で失踪したことが疑問視されました。


【船長の航海日誌以外の書類がない】

船内には船長の航海日誌〔11月24日付が最後でアゾレス諸島付近と記されている〕が残されていました。しかし、何故か日誌を除き他の書類はすべて無くなっていました。そして、掛け時計は機能していなく、方位磁針(羅針盤)が壊されていたそうです。このことにより余計に失踪した理由が疑問となります。


【救命ボートがなくなっていた】

船が見つかった際、救命ボートがなくなっていました。安全な場所に避難するための手段として、救命ボートを使用されていることが一般的ですが、損傷の無い船からなぜ救命ボートを使用して逃げ出す必要があるのか…謎が深まるばかりでした。


乗組員の反乱説や魔の海域による行方不明説、サメに食べられた説、積み荷のアルコール漏れによる避難説などなど、多くの仮説がありますがいまだ真相は判明していません。



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