怪談話・肝試しの定番
今回は、少し不気味で謎めいた都市伝説「あの世とつながる公衆電話」「首なしライダー」についてお話しします。
この2つの話は日本各地でささやかれる【怖い話】のひとつで、夜の肝試しや怪談話の定番となっています。
『あの世とつながる公衆電話』
古びた公衆電話
ある町の郊外にある廃墟。
昔は活気に満ちた場所だったが、今では荒れ果て、誰も訪れることのない場所になっています。
その廃墟の一角に、古びた公衆電話ボックスがひっそりと佇んでいます。
昼間でも薄暗く不気味な雰囲気が漂っているのですが、夜になると更に異様な空気に包まれ、奇妙なことが起こると言われています。
ある夜のこと
ある夜、好奇心旺盛な若者たちが肝試しとしてこの廃墟を訪れました。
その若者たちは噂に聞いていた公衆電話ボックスを見つけ、からかい半分電話をかけてみることにしました。
電話番号を適当に押すと、突然、電話が繋がり誰かが応答します。
「もしもし、どちら様ですか?」
その声はどこか寂しげで遠くから響いてくるようでした。
若者たちは驚きつつも会話を続けましたが、次第に気味が悪くなってきます。
その声は次第に冷たく、不気味な響きを帯びてきたのです。
怖くなった若者たちは電話を切り、急いでその場を立ち去りました。
謎の声の正体
数日後、若者たちの一人が再び廃墟を訪れると、驚くべき光景が目に飛び込んできました。
電話ボックスのガラスには、内側から無数の手形がべったりと付いており、それはまるで誰かが助けを求めてガラスを叩き続けたかのようでした。
過去の事が気になり詳しく調べてみると、この電話ボックスでは数十年前に悲劇的な事件が起こっており、亡くなった人の霊が今でも電話に出るという言い伝えがあったのです…
『首なしライダー』
悲惨な事故
ある夜、バイク乗った若者が高速道路を猛スピードで走っていました。
スピードを出していたため突然のカーブで制御を失い、ガードレールに激突してしまいます。
悲しいことにこの事故で首がもげてしまい、その若者は即死しました。
しかし、不思議なことにこの悲惨な事故現場では、首から上だけが見つからなかったのです。
夜の高速道路に現れる影
その事故以来、夜の高速道路ではバイクを運転している首なしライダーの姿が目撃されるようになります。
特に、事故が起きたカーブの付近ではその目撃談が多く、見た人たちは皆、ヘルメットをかぶったままの首なしのライダーが無音で高速道路を走り抜ける姿だったと語ります。
奇妙な現象
首なしライダーを目撃した人々は、その後に奇妙な現象や不運が続くことが多いとされています。
車が突然故障したり、事故に遭遇したり…
このことが原因で、夜遅くはその高速道路を避ける人も多いといわれます。
首なしライダーが現れる理由
なぜ、首なしライダーが現れるのか…?
その理由についてもいくつかの説がありますが、事故をした若者の魂が未だに成仏できず、自分の首を探して走り続けているという話が一般的です。
「首なしライダー」は、時を経てもなお多くの人々に語り継がれ、SNSやインターネットの普及により、この恐怖の物語はさらに広まっています。
実際にその場を訪れた人の中には、奇妙な音や寒気を感じたと語る人も少なくありません。
この話を知ったあなたも、夜の高速道路を走るときには少しだけ注意を払ってみてください。
もしかすると、あなたの前にも首なしライダーが現れるかもしれません…