簡単なことわざ50選!
日常会話や作文で役立つ「ことわざ」。でも、意味があいまいだったり、使い方がよく分からなかったりすることもありますよね。
そこで今回は、覚えておくと便利な簡単なことわざ50選を、意味や使い方とともにわかりやすく解説します!
1. 動物に関することわざ

動物の特徴をもとにしたことわざは、イメージしやすく覚えやすいですよ!
- 猿も木から落ちる(さるもきからおちる)
👉 どんな名人でも失敗することがある
📌 「彼はスポーツ万能だけど、今日は試合でミスをしたね。まさに猿も木から落ちるだね。」 - 犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)
👉 何か行動すると、思わぬ幸運や災難に出会うことがある
📌 「試しに応募してみたら賞をもらえたよ!犬も歩けば棒に当たる、だね。」 - 猫に小判(ねこにこばん)
👉 価値が分からない人に貴重なものを与えても意味がない
📌 「高級なワインをもらったけど、お酒飲めないんだよね…猫に小判だな。」 - 馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
👉 ありがたい話でも、理解しない人には意味がない
📌 「いくら勉強の大切さを説明しても聞いてないよ。馬の耳に念仏だね。」 - 鶴の一声(つるのひとこえ)
👉 多くの意見がある中で、権力のある人のひと言で決まること
📌 「会議で色々議論したけど、部長の『やるぞ!』の一言で決まったよね。まさに鶴の一声だよ。」
2. 人の行動に関することわざ

生活していてよく使われるものが多いので、覚えておくと便利です!
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
👉 辛抱強く努力すれば成功する
📌 「最初は全然上達しなかったけど、石の上にも三年。毎日練習していたら、ようやくピアノが弾けるようになったよ!」 - 風の前の塵(かぜのまえのちり)
👉 少しの困難にも耐えられず、すぐに諦めてしまうこと
📌 「ちょっとしたことで諦めるなんて、まるで風の前の塵だね。」 - 習うより慣れよ(ならうよりなれよ)
👉 勉強するより実際に経験することが大事
📌 「英語の勉強?本を読むよりも、実際に話してみたほうがいいよ。習うより慣れよだね。」 - 千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)
👉 どんな大きなことでも、小さな一歩から始まる
📌 「夢を叶えるには、まず行動しなきゃね。千里の道も一歩から!」 - 二度あることは三度ある(にどあることはさんどある)
👉 同じことが繰り返し起こる
📌 「また遅刻したの?二度あることは三度あるっていうし、次も気をつけてね。」
3. 生活や知恵に関することわざ

暮らしの中で役立つ知恵が詰まったことわざです!
- 転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)
👉 失敗しないように、前もって準備することが大切
📌 「旅行に行くなら、保険に入ったほうがいいよ。転ばぬ先の杖だからね。」 - 敵に塩を送る(てきにしおをおくる)
👉 たとえ敵であっても、困っているときには助けること。
📌 「ライバルだけど、困っているなら助けるよ。まさに敵に塩を送るようなものだね。」 - 備えあれば憂いなし(そなえあればうれいなし)
👉 事前に準備しておけば、いざという時に困らない
📌 「非常食を用意しておこうよ。備えあれば憂いなしだからね。」 - 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
👉 未来のことは分からないから、あまり心配しすぎないこと
📌 「今日うまくいかなくても大丈夫。明日は明日の風が吹くよ!」 - 時は金なり(ときはかねなり)
👉 時間は貴重だから、無駄にしないようにしよう
📌 「ダラダラしてると時間がもったいないよ。時は金なり!」
4. 日常生活に役立つことわざ

ここからは、更に日常生活に使えそうなことわざを一気に行きます!
- 急がば回れ(いそがばまわれ)
👉 急いでいる時こそ、慎重に行動したほうが結果的に早く終わる
📌 「このプロジェクト、急いで終わらせたいけど、急がば回れだよね。しっかり確認しよう。」 - 楽あれば苦あり(らくあればくあり)
👉 良いことがあれば、その後に苦労もあること。
📌 「順調なときこそ気を引き締めないとね。楽あれば苦ありだから。」 - 雨降って地固まる(あめふってじかたまる)
👉 困難な状況を乗り越えると、逆にその後が安定すること
📌 「最近忙しくて大変だけど、雨降って地固まるって感じだね。」 - 継続は力なり(けいぞくはちからなり)
👉 続けていれば、必ず力になる
📌 「毎日少しずつでも運動を続けることが大切。継続は力なりだよ。」 - 口は災いの元(くちはわざわいのもと)
👉 うっかり話したことがトラブルを引き起こすことがある
📌 「つい余計なことを言っちゃった。口は災いの元だね。」 - 笑う門には福来たる(わらうかどにはふくきたる)
👉 笑顔でいると、良いことが訪れる
📌 「毎日笑って過ごすと、いいことがあるよ。笑う門には福来たるだね。」 - 灯台下暗し(とうだいもとくらし)
👉 近くにある大切なものに気づかないこと
📌 「家の近くにいいレストランがあったなんて、灯台下暗しだね。」 - 終わりよければすべてよし(おわりよければすべてよし)
👉 最後が良ければ、その過程の苦労も問題にならないこと。
📌 「いろいろあったけど、終わりよければすべてよしだね。」 - 知らぬが仏(しらぬがほとけ)
👉 知らない方が幸せなこともある
📌 「あの問題は知らないほうが気が楽だよね。知らぬが仏だね。」 - 覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)
👉 一度したことは元には戻らない
📌 「失敗したことは取り返せないから、次に生かすしかないね。覆水盆に返らずだね。」 - 目から鱗(めからうろこ)
👉 今まで気づかなかったことが突然分かること
📌 「彼の話を聞いて目から鱗だよ。そんな考え方があったんだ!」 - 冬来たりなば春遠からじ(ふゆきたりなばはるとおからじ)
👉 どんな暗い時期でも、必ず明るい時が来る
📌 「今は辛いけど、冬来たりなば春遠からじだよ。」 - 一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)
👉 弱い立場の者にも、強い意志がある
📌 「彼は小さな店の店主だけど、一寸の虫にも五分の魂があるんだ。」 - 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
👉 非常に巧妙に行動すること
📌 「彼は商売上手だね。生き馬の目を抜くようなやり方だよ。」 - 明けない夜はない(あけないよるはない)
👉 どんな困難な状況でも、必ず解決の時が来る
📌 「今は大変だけど、明けない夜はないよ。」 - 金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)
👉 お金が無くなると、人間関係が途切れることがある
📌 「彼とはお金のことで関係が悪くなったね。金の切れ目が縁の切れ目だよ。」 - 泣きっ面に蜂(なきっつらにはち)
👉 不運が重なること
📌 「風邪をひいて、さらに財布もなくした。泣きっ面に蜂だよ。」 - 一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
👉 少しの情報で多くのことを理解すること
📌 「彼は一を聞いて十を知るタイプだね。」 - 口は災いの元(くちはわざわいのもと)
👉 軽はずみな言動がトラブルを引き起こすことがある
📌 「今の発言、気をつけた方がいいよ。口は災いの元だよ。」 - 人のふり見て我がふり直せ(ひとのふりみてわがふりなおせ)
👉 他人の良い行動や悪い行動を見て、自分の行動を見直し、改善すること
📌 「あの人の仕事の進め方、参考になるよ。人のふり見て我がふり直せだね。」 - 手をこまねく(てをこまねく)
👉 手を出さずにじっとしていること
📌 「問題が起きたけど、手をこまねいているわけにはいかないよ。」 - 鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス(なかぬならなくまでまとうほととぎす)
👉 忍耐強く待つことの重要性
📌 「まだ返事がないけど、鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスだね。」 - 馬子にも衣装(まごにもいしょう)
👉 人は外見によって評価が変わること
📌 「彼、今日はジャケット着てるからか、かっこよく見えるね。馬子にも衣装だね。」 - 見ぬが花(みぬがはな)
👉 実際に見るよりも、想像や期待の方が美しいことがある
📌 「本当は行ってみたいけど、見ぬが花だよ。」 - 二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)
👉 欲張りすぎると、どちらも手に入らないこと
📌 「あれもこれも欲しいけど、二兎を追う者は一兎をも得ずだね。」 - 晴天の霹靂(せいてんのへきれき)
👉 予想外の出来事
📌 「突然の告白だった!晴天の霹靂だよね。」 - 井の中の蛙大海を知らず (いのなかのかわずたいかいをしらず)
👉 限られた範囲でしか物事を見ていないこと
📌 「もっと外の世界を見た方がいいよ。井の中の蛙大海を知らずだね。」 - 手のひらを返す(てのひらをかえす)
👉 態度や意見を急に変えること
📌 「彼、さっきまで賛成してたのに、今は反対だね。手のひらを返すってこういうことか。」 - 出る杭は打たれる(でるくいはうたれる)
👉 目立ちすぎる人は嫌われることがある
📌 「彼があまり目立つと、周りが気にするよ。出る杭は打たれるってね。」 - 一事が万事(いちじがばんじ)
👉 一つの出来事や事例を見れば、他のことも同じような傾向があると推測できること
📌 「この店、注文ミスが多い。一事が万事、他の注文も不安だな。」 - 賽は投げられた(さいはなげられた)
👉 一度決断したらもう後戻りできない、運命を受け入れるしかないということ
📌 「このプロジェクトはもう後戻りできない。賽は投げられた。」 - 木を見て森を見ず
👉 狭い視野で物事を見ていること
📌 「もっと全体を見ないと、木を見て森を見ずだよ。」 - 仏の顔も三度まで(ほとけのかおもさんどまで)
👉 どんなに優しい人でも、度を越されれば怒ること
📌 「あの人も我慢してたけど、今日は本当に怒ったね。仏の顔も三度までだよ。」 - 人は見かけによらぬもの(ひとはみかけによらぬもの)
👉 外見ではその人の本質がわからないこと
📌 「あの人、意外と優しいよ。人は見かけによらぬものだね。」 - 初心忘るべからず(しょしんわするべからず)
👉 初心を大切にし、最初の気持ちを忘れないこと
📌 「どんなに成功しても、初心忘るべからずだね。」
まとめ
今回は、簡単で覚えやすいことわざ50個を紹介しました。
ことわざは、昔の人の知恵がつまった言葉です。使いこなせるようになると、会話や文章に深みが増すこと間違いなし!
ぜひ、今日からことわざを意識して使ってみてくださいね!
