人体には地球2.5周の血管 / 王妃マルゲリータとピザ
バナナは草から生える!
バナナは木から生えているように見えますが、実は草の一種になります。
草本植物(そうほんしょくぶつ)と呼ばれるのですが、バナナの茎のような部分(偽茎)は非常に太く見えますが、繊維質の層(葉のねもと)が重なり合って立ち上がっているため、見た目が木に似ていたのです。
バナナは、地下の水分や栄養を吸収する本当の茎(根茎)と、花や果実を実らせる地上の偽茎〔葉のねもとが重なり合って形成〕から成り立っています。
また、草から生えたバナナの実は「ベリー」に分類されておりキウイやブドウなどと同じ仲間になります!
バナナの実は逆さまに生える
バナナの実は、地面に向かってではなく太陽の方向に向かって成長します。
バナナの花が咲くと、花の茎は最初に下向きに成長しますが、果実が育つにつれて重力に逆らって上向きに曲がり、太陽の光を受ける方向へ伸びます。
この逆さまの成長は、他の植物にはあまり見られないユニークな特徴で、光合成を最大限に行うためのものです。
それにより、バナナの実はしっかりと太陽光を受けて甘く美味しい果実に成長します!
シロナガスクジラの大動脈は人間が通れる太さ
シロナガスクジラの心臓は驚くべきサイズです。重さは約200キログラム以上、大動脈は直径約23センチメートルにもなります。
これは、成人の人がその血管の中を通り抜けられるほどの大きさです!
そして、体重が100トンを超えるその巨大な体を支えるため心臓も強力で、その心臓は1分間にわずか2~10回しか鼓動しないのですが、それでも大量の血液を全身に送り届けることができます。
深海を泳ぎ、全身に十分な酸素を行き渡らせるためには、これほど大きな心臓が必要なのです。
カンガルーは後ろに行けない…
カンガルーは、その独特な体の構造のために後ろに歩けません。それは、強力な後ろ足と大きな尾が原因です。
カンガルーの後ろ足は筋肉が非常に発達していて、ジャンプするのに最適な形状をしていますが、そのせいで後ろ向きに動くことが難しいのです。
また、カンガルーの大きな尾は、バランスを取るためには重要な役割をしますが、これも後ろに動くことを妨げています。
尾を地面に支えることで前進する際に安定性を保つ一方で、後退しようとすると尾が邪魔になってしまうのです。
このように、カンガルーは体の仕組み上、前に進むためのジャンプが得意で、後ろに歩くのはほぼ不可能なのです…
人間の体には約96,000km (地球2.5周)の長さの血管がある
人間の体には、なんと約96,000キロメートルもの血管が走っています。
もしこの血管を全部つなげると、地球をなんと2.5周も回れるほどの長さになるんです。地球の赤道での一周が約40,000キロメートルなので、驚異的な長さですよね!
この血管ネットワークは、血液を全身に巡らせ、酸素や栄養を隅々まで届けると同時に老廃物も回収する壮大なシステムとなり、私たちの体の中で絶え間なく活動しています!
ゾウは一度に約8リットルの水を吸い上げる
ゾウはその長い鼻(トランク)をストローのように使って水を飲みます。鼻の内部には多くの筋肉があり、これを使って水を吸い上げることができます。
ゾウはまず鼻を水中に入れ、鼻の筋肉を使って水を吸い上げます。その後、鼻の先端を口の近くに持っていき、吸い上げた水を口に運んで飲むのです。この方法で、ゾウは一度に約8リットルもの水を吸い上げることができます。
ゾウの鼻はとても器用で、飲水だけでなく、食べ物を取ったり、物を持ち上げたり、コミュニケーションを取ったりするためにも使われます。
チョコレートは犬にとって危険!
チョコレートは犬にとって毒になります。
チョコレートに含まれるテオブロミンが犬の体内では分解するのが難しく、これが蓄積することで心臓や神経に悪影響を及ぼすことがあります。
犬にとっては毒性が強いため、過剰摂取すると嘔吐や下痢、心拍の増加や興奮、場合によっては命に関わることもあります。
特に、カカオ含有量が高いダークチョコレートなどは危険度が高いので、犬が口に入れないよう注意しましょう。もし犬が誤ってチョコレートを食べちゃった場合は、すぐ獣医に相談です!
イタリア王妃マルゲリータとピザの誕生
ピザの発祥地は、イタリアのナポリです。その中でも特に有名なのが、マルゲリータピザ。このピザが初めて作られたのは、1860年代と言われており、イタリア王妃マルゲリータにちなんで名付けられたとされています。
〔マルゲリータ・ディ・サヴォイア〕
マルゲリータピザの特徴は、そのシンプルで美しい色合いです。
トマトの赤、モッツァレラチーズの白、そしてバジルの緑という3つの材料を使い、イタリアの国旗を象徴しています。この見た目が、王妃にとても気に入られたことから、このピザが広く知られるようになります。
ナポリで誕生した庶民の食事であったピザは、このマルゲリータピザをきっかけにイタリア全土、そして世界中に広まりました。
現在でも、ナポリはピザの聖地とされており、伝統的な「ナポリピザ」はユネスコの無形文化遺産にも登録されています。