ブラックホールの驚異的な重力
ピカソは生涯で約50,000点もの作品を生み出している
パブロ・ピカソ(1881–1973)は、20世紀を象徴するスペイン出身の著名な画家であり、その作品数は驚くべき規模を誇っています。
絵画だけでなく、彫刻、陶芸、版画、デッサン、舞台デザイン、詩、さらには舞台装飾まで、幅広いジャンルにわたり創作を行いました。
ピカソは非常に多作で知られ、1日に何点もスケッチや作品を仕上げることも珍しくなく、その総数は50,000点以上。まさに生涯をかけて芸術の可能性を追求した人物でした。
そのため、作品には未完のものや即興的なものも多く含まれており、彼の創作のエネルギーやアイデアの豊かさがうかがえます。
ピカソの名言に「私は探さない。見つけるのだ」というものがあるのですが、これはピカソの創作姿勢をよく表しており、常に新しい表現を見つけることに情熱を注ぎ続け、ひたむきに作品を生み出し続けていたのです。
人間とバナナの遺伝子の約60%は共通している
人間とバナナの遺伝子の約60%が共通しているのは、生命の基本的な構造や機能を多くの生物が共有しているからです。
例えば、細胞の分裂やエネルギーの生成など、生命活動に欠かせない遺伝子は植物や動物でも似ており、進化の過程で保存されてきました。〔キャベツも50%以上人間と共通する遺伝子があると言われる〕
こうした共通の遺伝子は、生命が長い時間をかけて進化してきたことを示しており、意外に思えるバナナとの共通性からも、人間が他の生物などと深くつながってきていることがわかります。
ちなみに、チンパンジーに至っては98%以上、ネズミでも80%程度、遺伝子が共通するといわれます。
ブラックホールの驚異的な重力
ブラックホールは、その重力が非常に強力であるため、光さえも脱出することができません。そのため、「ブラックホール(黒い穴)」という名が付けられています。
非常に密度が高く、同じ質量の星に比べてはるかに小さな領域に質量が集中しています。この密度の高さが強大な重力を生み、あらゆる物質や光を引き込んでしまうのです。
ブラックホールの境界部分は「事象の地平線」と呼ばれ、この境界を越えたものは二度と外に出られません。事象の地平線の内側では、光すらも重力に囚われるため、外から観測することができません。
また、時間や空間が歪むため、ブラックホールに近づくにつれて時間の流れが遅くなると考えられています。
ヘビは鼻ではなく、舌を使って匂いを感じ取る
ヘビは舌を使って匂いを感じ取るという独特な感覚を持っています。
舌を頻繁に出し入れして空気中の分子を捕まえ、これを口の中にある「ヤコブソン器官(化学物質を感知する特殊な嗅覚器官)」へと運びます。この器官が分子を分析することで、ヘビは周囲の環境や獲物の位置、さらには敵の存在を察知するのです。
ヘビの舌は二股に分かれており、左右から異なる情報を同時にキャッチすることが可能なのですが、それにより、どちらの方向に匂いが強いかを瞬時に判断し、正確にターゲットへと向かうことができます。
この高度な感覚システムにより、ヘビは視覚や聴覚が弱くても、周囲の状況を巧みに把握することができるのです。
クモの糸は同じ太さの鋼鉄よりも強い
クモの糸は驚異的な強度と柔軟性を併せ持ち、同じ太さの鋼鉄よりも強いと言われるほどです。
その成分は主にタンパク質で、極めて細いにもかかわらず大きな力に耐えられるように設計されています。
また、クモの糸は非常に軽量で、風に乗って空気中を漂うこともでき、クモはこれを利用して他の場所へ移動したり、巣を張ったりします。
さらに、クモの糸には種類があり、用途に応じて性質を変えて使い分けています。
例えば、獲物を捕らえる粘着性のある糸や、巣を支える強力なフレーム用の糸などがあり、用途に応じて異なる成分の糸を紡ぎ分けることができるのです。
この高度な機能性により、クモの糸は今なお生物学や材料工学の分野で研究が続けられ、人工的な再現が試みられています。
人間の皮膚は太陽の紫外線を浴びることでビタミンDを生成
人間の皮膚は、太陽の紫外線(UVB)を浴びることでビタミンDを生成します。このビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持するために重要です。
しかし、日照時間が少ない地域や冬季には、十分な紫外線を受けることができず、ビタミンDの不足が問題になることがあります。特に北緯や南緯の高い地域では、冬の間に太陽光の角度が低くなり、皮膚でのビタミンD生成が難しくなります。
ビタミンD不足は、骨粗しょう症やくる病、さらには免疫機能の低下にもつながる可能性があるため、日照時間が少ない地域では、食事からのビタミンDの摂取が特に重要です。
ビタミンDを多く含む食べ物
- サケ、サバ、イワシなどの脂の多い魚
- レバー
- 卵黄
- チーズ
- きのこ(特に日光に当たったもの)
- 乳製品(ビタミンDが添加された牛乳やヨーグルト)
人間の脳はわずか20ワットの電力で動いている
人間の脳は、たった20ワットの電力で働いています。これは一般的な電球1つ分の明るさに相当するエネルギーです。
この20ワットの電力で、脳は数十億の神経細胞(ニューロン)を使って情報を伝え、思考や記憶、感情、運動など多様で複雑な機能を実行しています。
神経細胞間では電気信号(インパルス)が使われ、それにより脳内の情報伝達がスムーズに行われる、つまり脳はごく限られたエネルギーで高度な処理ができる非常に効率的な器官なのです。
こうした高い効率性は、進化の過程で生存に不可欠な役割を果たすために発達してきたと考えられています。