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【知らなくていい『雑学』①】ブラックなダーウィン賞、イグ・ノーベル賞

【 知らなくてもいい雑学 】

少しブラックな受賞、ちょっと変わった名誉

ダーウィン賞



ダーウィン賞』は、特に愚かな行動や無謀な行為が原因で死亡した人〔精神疾患の患者は対象外〕などに対し、人類からその愚かな遺伝子をなくし、人類の進化に貢献したことを賞す、進化論の提唱者であるチャールズ・ダーウィンに因んで送るというブラックユーモアな賞です。

賞は特定の組織や機関が授与するわけではないのですが、メディアやインターネット等で特に愚かな行動による死亡事例があり話題になった際、それに対して「ダーウィン賞候補」という表現が使われることがあり、ウェブサイトもいくつか存在しています。


そのため、ときおりこの賞が社会的な注目を集めることがあります。


ただし、ダーウィン賞は冗談や風刺の要素が強く、真剣な科学的評価を意味するものではないため、もちろん授賞式やメダルのようなものはなく、賞はあくまでユーモアや社会的な議論の一環として広く知られています。


過去のダーウィン賞の例


【走行中の列車に突っ込み死亡】

ある車に乗っていた人が急いでいたため、踏切で走行中の列車に突っ込み吹っ飛ばしてやろうとしたが…もちろん逆に弾き飛ばされ死亡


【水族館のシャチと泳ごうとして死亡】

ある人物が夜中の水族館に忍び込み、シャチと泳ごうとっしたが水中に引きずり込まれ死亡


【ATMを爆破しようして死亡】

ダイナマイトで銀行のATMを破壊して金を盗もうとしたが、建物の方が崩れてしまい死亡


【エレベーターに腹を立て死亡】

エレベーターに乗ろうとした直前で扉が閉まったことに腹を立て、何度か扉に体当たりをして破壊してしまい落下死


【ハイジャックで死亡】

飛行機のハイジャックに失敗し、自家製のパラシュートで脱出するも開かず死亡。乗客乗員は全員無事。




確かに強烈な話ばかりですが…

実際のところ賞の目的でもある、愚かな行為の原因となる遺伝子は確認されていない為、進化論の誤用だとして批判されることも多々ある賞でもあります。



イグ・ノーベル賞


イグ・ノーベル賞(Ig Nobel Prize)』は、実際に行われた科学的な研究や業績に対して授与される賞で、その研究が一見奇妙でおもしろく、ユニークなものである場合に贈られます。



本物のノーベル賞に由来しており、イグ・ノーベル賞は、真剣に行われたものでありながら、そのテーマや結果が奇抜であるために注目され、笑いや驚きを提供するような研究に焦点を当てています。


賞の発表はハーバード大学で行われているのですが、イグ・ノーベル賞は、ハーバード大学の科学系でユーモアな雑誌である「Annals of Improbable Research」によって設立され、毎年、世界中の研究者や科学者が行った面白くて意外性のある研究に対して贈られます。

過去のイグ・ノーベル賞の受賞例


【ホッキョクグマに変装して…】

人間がホッキョクグマに変装した際、トナカイはどのような反応をするのかを検証。

【バナナの皮との摩擦】

バナナの皮を踏んでしまった時の、バナナの皮との間の摩擦を計測

【お酒に酔った人は…】

お酒に酔った人は、自分は魅力的だと思っていることを実験により確認。


【名前がある牛は…】

名前がある牛は、名前がない牛よりも多くの牛乳を出してくれるかどうかを検証。

【犬と猫のノミの違いは…】

イヌに寄生するノミは、ネコに寄生するノミより高く飛ぶことを証明。


【牛糞からバニラ】

牛ふんからバニラの香りがするバニリンという物質を抽出することに成功。


【2つの鼻の穴の鼻毛の数】

死体を用いて2つの鼻の穴の鼻毛の本数が同じかどうかを検証。




やはり、一見変わった実験ばかりのイグ・ノーベル賞ですが、ノーベル賞には無い部門も追加されており、一般の人々に学業を楽しんでもらうための一環として設立されたそうです。この賞はその風変りな性格ゆえに認知度も高く、一種の軽妙な名誉を得ることができます。



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