四字熟語は意味だけで覚えるより、由来やエピソードを知ると記憶に残りやすくなります。
特に故事成語は、昔の出来事や人物に由来しているため、ストーリーと一緒に覚えるのがおすすめです。
今回は、中学生が覚えておきたい故事成語・由来のある四字熟語を10個紹介します。
① 呉越同舟(ごえつどうしゅう)
意味
仲の悪い者同士が同じ場所で協力すること。
語源
中国の「呉」と「越」は敵国同士でした。
しかし同じ船に乗れば協力しなければなりません。
覚え方
「敵同士が同じ船」
例文
ライバル同士が呉越同舟で大会に挑んだ。
② 温故知新(おんこちしん)
意味
昔のことを学び、新しい知識や考え方を得ること。
語源
『論語』にある孔子の言葉です。
昔のことを学び直すことで、新しい知識や発見が得られるという意味があります。
覚え方
「昔から新発見」
例文
歴史を学ぶことは温故知新につながる。
③ 四面楚歌(しめんそか)
意味
周囲が敵ばかりで孤立した状態。
語源
中国の武将・項羽が敵に囲まれた故事。
覚え方
「四方八方が敵」
例文
自分だけ反対意見で四面楚歌になった。
④ 臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
意味
目標を達成するために苦労や努力に耐えること。
語源
中国の越王・勾践が苦労に耐えながら努力を続け、国を立て直した故事が由来です。
こちらの方が読みやすいです。
覚え方
「苦労を忘れず努力する」
例文
試験に合格するため、臥薪嘗胆の思いで勉強を続けた。
⑤ 切磋琢磨(せっさたくま)
意味
仲間同士で励まし合いながら成長すること。
語源
玉や石を磨くこと。
覚え方
「お互いを磨く」
例文
友達と切磋琢磨して勉強した。
⑥ 盛者必衰(じょうしゃひっすい)
意味
栄えているものも、いつかは衰えること。
語源
『平家物語』の有名な一節。
覚え方
「ずっと続く成功はない」
例文
歴史を学ぶと盛者必衰を感じる。
⑦ 馬耳東風(ばじとうふう)
意味
人の意見や忠告を聞き流すこと
語源
馬の耳に風が吹いても気にしないことから。
覚え方
「馬は聞いていない」
例文
先生の注意を馬耳東風で聞いていた。
⑧ 朝三暮四(ちょうさんぼし)
意味
目先の違いにとらわれて、本質を見失うこと。
語源
猿が「朝4個・夕3個」と聞くと喜び、「朝3個・夕4個」と聞くと怒った故事。
合計はどちらも同じ7個。
覚え方
「結局同じ」
例文
広告の数字に惑わされるのは朝三暮四だ。
⑨ 大器晩成(たいきばんせい)
意味
大人物は遅れて才能を発揮すること。
語源
大きな器ほど完成に時間がかかることから。
覚え方
「大物は遅咲き」
例文
焦らず大器晩成を目指そう。
⑩ 画竜点睛(がりょうてんせい)
意味
最後の大切な仕上げをして物事を完成させること。
語源
中国の画家が竜の絵を描きました。
最後に目を描き入れると、竜が天へ飛び去ったという故事が由来です。
覚え方
「最後のひと筆で完成」
例文
最後にタイトルを付けたことで、作品が画竜点睛となった。
四字熟語を効率よく覚えるコツ
四字熟語は意味だけでなく、
- 語源
- 登場人物
- エピソード
と一緒に覚えると記憶に残りやすくなります。
例えば、
- 呉越同舟 → 敵同士が同じ船
- 四面楚歌 → 周りが敵だらけ
- 朝三暮四 → 結局同じ
という場面をイメージすると覚えやすくなります。
虫食い問題
次の□に入る漢字を答えましょう。
① 呉□同舟
② 温□知新
③ 四面□歌
④ 臥□嘗胆
⑤ 切□琢磨
⑥ 盛者□衰
⑦ 馬耳□風
⑧ 朝三□四
⑨ 大器□成
⑩ 画竜□睛
解答
① 越
② 故
③ 楚
④ 薪
⑤ 磋
⑥ 必
⑦ 東
⑧ 暮
⑨ 晩
⑩ 点














