動物や植物にも血液型はある…?
日本人の血液型の割合は、A型約40%、O型約30%、B型約20%、AB型約10%と言われています。
では、人と同じように動物や植物にも血液型はあるのでしょうか…?
結論からいうと、
👉 動物には血液型があるが、人間と同じABO式とは限らない
👉 植物には「血液」はないため、厳密には血液型は存在しない
※植物には血液が存在しないため、正確には血液型はありません。ただし、外部の異物を見分ける仕組みは存在しており、人間の免疫に似た働きを持っています。
それでは詳しく見ていきましょう!
動物にも血液型はあるのか?

多くの動物には血液型のような「血液の違い」は存在しますが、
👉 人間のようなABO式とは別の分類がほとんどです。
【猫】

猫にはA型・B型・AB型が存在します。
ただし地域によって割合が異なり、日本ではA型が多い傾向があります。
【犬】

犬にも血液型は存在しますが、ABO式ではありません。
👉 DEA(犬赤血球抗原)という複数のタイプに分類されます。
【牛】

牛にも血液型はありますが、非常に種類が多く、
👉 数十種類以上の血液型システムが確認されています。
【豚】

豚にも血液型があり、人間とは異なる分類方法で分けられます。
※豚の血液型は複数の血液型システムで構成されており、複雑な組み合わせによって判定されます。
【魚類・両生類・爬虫類】

血液の性質の違いはありますが、
👉 人間のようなABO式に単純分類できるわけではありません。
植物に血液型はあるのか?

植物には血液が存在しないため、
👉 血液型という概念はありません
ただし、
👉 免疫のような仕組み(自己・非自己の識別)は存在します。
血液型はどうやって発見された?

〔カール・ラントシュタイナー〕
現在では当たり前に使われている血液型ですが、発見されたのは1900年です。
これはオーストリアの医師
👉 カール・ラントシュタイナー
によって発見されました。
昔の輸血はかなり危険だった

〔ジャン=バティスト・ドニ〕
血液型がわかる前は、
・動物の血液を使う
〔17世紀、ジャン=バティスト・ドニ が羊の血を人に輸血する実験を行いましたが、死亡例が出たため中止されました。〕
・牛乳を注入する
〔19世紀には牛乳を血液の代わりに注入する試みもありましたが、副作用により実用化されませんでした。〕
など、現在では考えられない方法も試されていました。
当然ながら多くは失敗し、命の危険も伴っていました。
人から人への輸血の始まり
1800年代になると、人から人への輸血が試みられるようになります。
しかし当時は血液型の概念がなく、
👉 血液を混ぜると固まるケースと固まらないケースがあることが問題でした。
血液型発見のきっかけとなった研究

血液を
・血球(赤血球など)
・血清(血液から細胞を除いた液体)
に分けて研究した結果、
👉 血液には相性があることが判明
そしてABO式血液型が発見されました。
血液型はどうやって判定しているの?

血液型は
👉 抗原と抗体の反応によって決まります。
抗原と抗体とは?

・抗原:異物かどうかを判断する目印
・抗体:異物を攻撃するタンパク質
血液には、
・赤血球(細胞)
・血漿(液体)
があり、
👉 赤血球の表面にある抗原
「血液型を決めるための目印」
👉 血漿にある抗体
「異なる目印を見つけると反応する防御成分」
この組み合わせで血液型が決まります。
ABO式血液型の仕組み
【A型】A抗原+抗B抗体
👉 Aという目印(抗原)を持っている
👉 Bを攻撃する抗体を持っている
【B型】B抗原+抗A抗体
👉 Bという目印(抗原)を持っている
👉 Aを攻撃する抗体を持っている
【AB型】A抗原+B抗原(抗体なし)
👉 AとBの両方の目印を持っている
👉 攻撃する抗体は持っていない
【O型】抗原なし+抗A抗体・抗B抗体
👉 目印(抗原)は何も持っていない
👉 AもBも攻撃する抗体を持っている
✔ ABO式血液型の仕組みをシンプルに覚えるコツ
👉 「自分にないものを攻撃する」
- A型 → Bを攻撃
- B型 → Aを攻撃
- AB型 → どれも攻撃しない
- O型 → AもBも攻撃
なぜ輸血で血液型が重要なのか?

違う血液型を輸血すると、
👉 抗体が異物と判断して赤血球を攻撃
👉 血液が固まる(凝集)
これが命に関わる危険な状態になるからです。
O型の名前の由来とは?
ちなみにO型は、
👉 AでもBでもない「0(ゼロ)」
からきているという説が有力です。
まとめ

・動物には血液型はあるが、人間とは別物
・植物に血液型はない
・血液型は1900年に発見された
・輸血には抗原と抗体の相性が重要
血液型は身近な存在ですが、その仕組みを知ると、より深く理解できて面白いですね!





















